ハリシュマ

ハリシュマさんのプロフィール

魂の放浪ちゅう。

プロフィール

はてなID
Miky-Harishuma
ニックネーム
ハリシュマ
一行紹介

魂の放浪ちゅう。

自己紹介

80年代後半は、Go&Go のお祭り騒ぎに浮かれていたなあ。ボブ・マーレーの本、「ライオンのうた」の物語を書かせてもらうことになったある日、「ハリシュマ、旅をしなきゃ何にも分かりはしないもんだよ」という、大マサゴの啓示に打たれ、そののち、バリ島を中心に東南アジアを2年6ヶ月ほど冒険旅行。結局何も分からないまま帰国するが、帰国後「タンナピナピ」とか「ジャングルラブ」とか、旅で仕入れた情報をもとに本を出版する。チベットとの出会いバブルもはじけて、日本がしぼんでいくころだっただろうか。ネパールから帰ってきたチエから「お土産だよ」とダライラマの若き日のポートレートを贈られ、その若い黒ぶち眼鏡のお坊さんが、なんだかとても大切なような人に思え、額に入れて飾った。そのころのわたしはノーベル平和賞のことは知っていたが、チベットの状況をよく把握できていなかった。ぼちぼちチベット密教の本などを趣味で読み始めたのもこのころだった。そうこうするうち、一度旅癖がついたせいか、東京の人々が愚痴っぽくなったせいか、ダイナミックではつらつとしていて、しかし文化的なところ(南洋はこりごりだった。虫とトカゲがいっぱいいるからだ)に引っ越したいなあ、と思っていたところ、デ・シーカの古い映画ビデオに出演していた若き日のソフィア・ローレンの野性味あふれる唇に啓示を受けて、イタリアへ行くことにした。突然の出発は大変だったが、思い込みの激しいわたしには苦にならなかった。それから12年、イタリア語勉強して、仕事もちょこちょこ入ってきて、いまではなぜか大学で教えたりもしているが、7年ほどまえ、またまた運命の啓示が訪れる。イタリアに住むチベット青年チベット娘のグループたまたま出会ったのである。はっきり言ってそのときのわたしは感動した。もはや日本絶滅した「サムライ」はこの子たちだと思った。心やさしい、知的モダンで勇敢な青年たちだった。チベット精神文化は、世界未来を力づよくサポートする無限の可能性を秘めている、そこで直感がビビビ!と震えたのである。その想いは彼らと接するうちに確信に変わった。もっとチベットを学び、ダライラマの教えを分析し、さらにいまチベットにいて、ひたすら耐えている人々をなんとかするために、微力ながら動いていこうと決心するまでには、そう時間はかからなかった。そういうわけで、チエがお土産でくれた「ダライラマの若き日の写真」は、いまも本棚に飾っている。