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映画同人誌DVUのブログです。主に編集の中山が書いてます。

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映画同人誌DVUのブログです。主に編集中山が書いてます

自己紹介

映画系のミニコミDVUの公式ブログです

通販メインに販売予定です。購読希望されるかたはduv_davu@hotmail.co.jpまで御名前・お届け先・冊数をご記入の上、送信下さい。800円(送料込み)のお振込みを確認次第、お送りいたします。振込先は【みずほ新宿都心支店 店番号:209 口座番号:1262404 名:ダブ】になります

・特集「ポルトガル現代映画作家 ジョアン・セーザル・モンテイロ

赤坂太輔、葛生賢両氏によるジョアン・セーザル・モンテイロをめぐる対談「この武器イメージでぼくは何をするのか」のほか、モンテイロキャリア初期の70年代執筆したグリフィスムルナウトリュフォーストローブ、そして自らの初期短編についての批評を掲載します(訳:葛生賢)。

対談:赤坂太輔×葛生賢 この武器イメージでぼくは何をするのか/ジョアン・セーザル・モンテイロフィルモグラフィ翻訳セルフインタビューほか 著:ジョアン・セーザル・モンテイロ 訳:葛生賢/マルコ・ベロッキオ足跡赤坂太輔)/ゴダール・ソシアリスムと豪華客船の映画史葛生賢)/対談:松村浩行・佐藤雄一中国独立電影体験(前田佳孝)/中止させられたドキュメンタリー映画祭中山大樹)/インタビューロウ・イエ

2011/62ページ/A5サイズ/800円

編集員:中山洋孝 滝本龍/表紙写真種子貴之/

発行:DVU編集委員会アドレス:duv_davu@hotmail.co.jp

ブログhttp://d.hatena.ne.jp/dvu/




バックナンバー情報

冊子名:DVU2

サイズ:A5

部数:600

頁数:136

値段:800円

漫画家アニメーション作家映画監督 新谷尚之インタビュー

映画の魔』(高橋洋)にて度々言及され、『ソドムの市』(04年 監督高橋洋)にて特撮と出演を、ホームページ上で高橋洋と往復書簡を……と、どうしても高橋洋さんの名前とセットになっている人がいた……。どうもアニメーション作家であるらしい。そしてついに『映画映術』08年度ベストテンワーストテンにて高橋洋井川耕一郎両氏が彼の監督最新作『灰土警部の事件簿 人喰山』に投票した。

その人物、新谷尚之(にいやなおゆき)とは何者か?

 今回、新谷さんのご厚意により、ご自宅へお邪魔させていただき、そこでいくつかの作品を見つつ、お話をお聞きした。新谷さんの係われた作品は大半が自主映画のため、公開の機会は限られている。しかしこれを機会に、ひとりでも多くのかたが新谷さんの作品に興味を抱いていただけたら幸いである。

別に書き下ろし漫画『川の女 その後』も掲載。

浅井隆インタビュー

ブログI-podデジタルビデオ……。アップリンク主宰浅井隆さんはデジタルブログなどのあり方について90年代から注目し続け、使用する人間としてよりよくあるためのやり方を模索されてきた。

映画映像作品は、そのメディアで全てが決まるわけではないし、『眠り姫』(07年 七里圭)・『ヴァンダの部屋』(00年)など既にいくつかDVでも、希望溢れる作品は出来つつある。ただ漠然と(こちらもうまく形にしがたい)ネットデジタルへの不信感は未だ残る。その不安や疑問から浅井隆さんからお話をお聞きした。

西村インタビュー

PFF創設初期からかかわられ、自主映画世界が「映画業界」というものへのひとつ入り口、そのなかへ入るための展望のようなものであった時代に関わられていた西村隆さん。現在はユニジャパンにて、デジタルムービー自主映画海外での上映・配給に関わられ、プロデューサーではなくなった現在自主映画に可能性を与えるための道を開拓している。(4月ドイツフランクフルトにて開催されたNIPPON CONNECTIONのNIPPON DIGITAL部門に『ラザロ』(監督井土紀州)、『童貞。をプロデュース』(松江哲明)、『一万年、後….。』(沖島勲)などの配給に関わられたとお聞きしている。)

今も間口が限られている印象の強い映画産業のなかで、ユニジャパンでの活動は、現在自主映画から感じられる魅力・ある海外でも通用する力を作品のどういったところから見出せたのか? 海外においてそれらの自主映画がいったいどのような文化を担ったものとして扱われたのか? 

・市山尚三インタビュー

極端な言い方を許していただければ、現在こと興行面において映画業界二極化の状況に陥っている。

巨大なコングロマリットの大資本の下、マーケティング至上主義による所謂ブロックバスタームービーの一般層を巻き込んだ跋扈。膨大なレファレンスに彩られた、ある種サブカルチャーとしての自主映画群のカルト的な隆盛…との二項対立である

そんな中、東京フィルメックスは「おもしろさ」という原理主義の下に、商業映画自主映画フィルムDV巨匠も若手監督も全てを同じ地平にし、スタッフの方々の世界各国の映画祭への・数多く応募された有象無象の作品への綿密なフィールドワークの上にラインナップが成り立つ、類稀な潮流である

今回弊紙は、松竹TIFFフィルメックスと活動の場を移され、“興行としての映画”と“芸術としての映画”の両方の視点を持ち併せ、一線で活躍されている市山尚三氏からお話を伺うことができた。

・ふや町映画タウンインタビュー

「ふや町映画タウン」とは京都市中京区の麩屋通りにて大森さんが営業しているレンタルビデオである廣瀬純氏の文章「ふや町映画タウン」への緊急招待』( http://www.boid-s.com/others/259.php )によれば、元旦を含め年中無休で営業、世界レベルで見ても劣らぬ量と質を誇るレンタルビデオである。さらにアルバイトを雇わずひとりで店番から全部やっている。なぜか。ひとつは利用客数が圧倒的に少なく、そこでの収入ほとんども更なるビデオの購入に当てられているため。自身の食費も切り詰めているらしい。心ある常連の方々が差し入れを持ってきている姿を見かけることもある。しかし理由は経営状態だけではない。この店でビデオを購入し、お客さんと話し、店を動かしていくこと、それは資本の欲求に回収しきれない、大森さんの「生」そのものであるのだ。

しかし場所が京都のため、すぐに寄ることも出来ず、今年ようやく「ふや町映画タウン」へ来店した。

このインタビューは「ふや町映画タウン」は京都だけの特別な店だと考えるのではなく、ある行動をなしうる、ひとつの可能性として見るべきだということだ。ここへ来ればビデオでいろいろな映画が見られるからそれでいいやと、暢気に喜べばいい話ではない。


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