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当ブログは立命館大学、望月昭の行動分析学的「対人援助学」に関するブログです。立命館大学における関連講義や対人援助学にかかわるさまざまな事についてコメントしています。

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ブログ立命館大学、望月昭の行動分析学的「対人援助学」に関するブログです。立命館大学における関連講義や対人援助学にかかわるさまざまな事についてコメントしています。

自己紹介

 徹底的行動主義の「素直」な応用としての行動福祉学、そして「対人援助学」を提唱中。

 「行動主義は心理学の中で勢力を失った」という表現は、行動主義の内部からも外部からも聞かれる。ほんとうにそうか。答えはYesでもありNOでもある。解決のつかない課題に大してエンドレスで議論を続けること、あるいは予測のつかないものについて、あれこれ「言葉」で仮設を立てるのが「心理学」のありようであるとすれば、行動主義はそのような態度ではなく、消費すべき、そして消費した題材について議論をやめている。そのことを以って「勢力を失っている」と見るのは正しくもあるし、正等な評価でもある思う。しかし、では、いわゆる「心理学」の内容をみると、わたくしが40年近く前に「初等実験」で習ったものと殆ど変わっていないところをみると、多くの心理学領域は、適切にアポトーシスがすすまなかった奇態な言語行動のように見える。ときに心理学は、「継続して語り続ける」ということが目的化してしまった不思議学問であるとさえ思える。

 対人援助(たすける)という実践的な基本的社会関係(行動)の拡大を軸としてこの領域での進歩を考えると、単なる「おしゃべり」の量としての「勢力」ではなく、現実社会に機能を持つ「質」という意味での本来の行動分析学の「価値」が理解できると思います。(実践障害児教育2006年、5月号「対人援助学のすすめ」(2)を参照のこと)

 とはいえ、いったん消費され「語ることをやめた」ことも、繰り返し確認していくことは、今尚、重要なこともあります。禅的には日々是好日。そして老人力も加味した「日々是新鮮」。

HPアドレスは、

http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~mochi/

です。そちらも参照ください

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