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「そこのお前」
そう、後ろから低い声が聞こえてきた気がした。
僕は急いで振り返った。
「ん~?」
すると、目を塞がれてしまった。
誘拐されたら身代金などを要求されて家族に迷惑をかけてしまう。
僕はありったけの力を込めて逃げようとしたが
後ろの奴は凄く力が強くて逃げることが出来なかった。
やばい…………!
この状況はかなり危険だ………!!
一刻も早く逃げ出して警察に連絡後、
身の安全を確保し
後ろの奴を捕まえて貰わなければならない。
しかし、抵抗しようにも目を塞がれていて思うように
動くことが出来ない。
後ろの奴を叩いたりなど抵抗を見したものの
その抵抗はほんのわずか
幾ら叩こうとも攻撃が空を切るのだ。
もうだめか………
僕がそう諦め掛けたときだった。
僕の目を塞いでいる愉快犯の
凶悪な声が聞こえてきた。
「だーれだっ♪」
書記 2013年 8月 18日