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キング・オブザ・バカ
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アルバート・ウェスカー(Albert Wesker)は、カプコンのゲーム『バイオハザード』シリーズに登場する架空の人物。
登場作品は『バイオハザード0』(以降、『0』)、『バイオハザード』(以降、『1』)、『バイオハザード CODE:Veronica』(以降、『CV』)、『バイオハザード4』(以降、『4』)、『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』(以降、『UC』)、『バイオハザード5』(以降、『5』)、『バイオハザード ダークサイド・クロニクルズ』(以降、『DC』)、『バイオハザードIII』(以降、『III』)、『バイオハザードIV アフターライフ』(以降、『IV』)
なお、ゲーム版を初め様々な媒体では名字の「ウェスカー」が通称や表記に用いられているが、本項では名前の「アルバート」で表記する(理由は後述)。
目次 [非表示]
1 キャラクター設定
2 洋館事件前の経歴
4 バイオハザード2
5 バイオハザード2の後/バイオハザード CODE:Veronica
6 バイオハザード アンブレラ・クロニクルズの「アンブレラ終焉」
7 バイオハザード4
8 アンブレラ終焉後及び『バイオハザード5』の3年前『Lost in Nightmares』
9 バイオハザード5
10.1 バイオハザードIII
11 その他の登場作品
キャラクター設定ラクーンシティ警察署特殊部門S.T.A.R.S.(スターズ)総隊長にして、同隊アルファチームのリーダー。生物工学に精通し、その知識を陸軍に買われて技術将校となり、民間企業の要職を経てS.T.A.R.S.中心人物として抜擢されたという、異色の経歴を持つ(民間企業とはアンブレラのことだが、元技術将校の経歴は偽称の可能性もある、しかし、過去にはなんらかの形で軍事訓練を受けたことがある模様)。金髪のオールバック、夜間でも外すことのない漆黒のサングラスなど、その風貌は威厳と冷徹さに満ちている。本来ならば、副隊長兼ブラヴォーチーム・リーダーのエンリコ・マリーニが年齢や技能、そして人望の点からも隊長になると思われていたが、スポンサーであるアンブレラの肝煎りでアルバートが隊長に就任することとなった。それでも、指揮官としては非常に有能。射撃技術も寄宿舎で飛行するワスプを難無く撃ち落とすなど、優れた技術を見せる。『CV』『4』『UC』『5』では、一部でプレイヤーキャラクターとして操作可能。また、後述するが自身に投与したウィルスに適応してからは超人的な能力を得て、『4』『5』では強力な体術や、映画『マトリックス』に登場したエージェントのような弾丸避けも駆使する。趣味はフットボールと戦史研究。身長183cm(『5』では190cm)、体重84.5kg(『5』では90kg)、年齢38歳(『5』では48歳)、血液型はO型。
生い立ちに関しては、『5』でオズウェル・E・スペンサーの口から「ウェスカー計画」という、アルバート自身も知らなかった事実が語られる。スペンサーはウィルスを使った強制進化で新人類の創造主となる野望成就のため、完璧な肉体と頭脳を持つ従順な被験者を育成することを計画。世界各地から才のある子供を集めてその全員に「ウェスカー」の名を与え、アンブレラによる庇護や極秘裏の監視の元で英才教育を施した後、全員に様々な手段で謎のウィルスを投与させ、生き残った者を次の段階へ移行させようと目論んだ(同期でライバルのウィリアム・バーキンからアルバートが受け取ったウィルスも、実は自身に投与させるための策略であった)。しかし、この実験はアルバートを除くほとんどのウェスカーが死亡するという結果に終わり、アークレイ研究所で起きた生物災害事件(「洋館事件」)のトラブルも重なって計画は頓挫してしまう。唯一のウェスカーとなったアルバートの資質と成長にスペンサーは満足していたが、真実を知ったアルバートは自らがスペンサーの野望に取って代わることを決意し、直後に彼を殺害した。syouta-mei@crest.ocn.ne.jp