プロフィール最終更新日:
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[HN] DuckWalk36
[年齢] 40代
22歳で「梱包業」に弟子入りし、25歳で独立開業するも、36歳でリーマンショックにより廃業し、現在は大手運送会社に勤務中。
働くと言う事
家内制手工業と言う町工場という地域柄、幼少の頃から働く大人の人を直近で見て育った。
当時は、機械の音や油の匂いの中、男性はもちろん、おばちゃんもお姉さんも機械の前で油まみれになって働いていた。
なので、「手に職をつければ食いっぱぐれが無い」と言う事を教えられて育ち、いつかは自分も親の仕事を継ぐんだと言う事を信じて疑わなかった。
倒産を経験する
大きなお得意先様が、突然の倒産に陥りマスコミでも取り上げられた。
自分が思い描いていたモノと現実のギャプが思春期の自分には耐え難く、この得意先様の倒産をきっかけに丁稚奉公をやめた。
フリーター
バブル時代を過ごし、「稼ぐ」と言う夢を見ながら丁稚奉公を過ごすも、理想と現実が違いすぎて、自由を求めてフリーターになった。
フリーター時代は責任を問われる事もなく自由で、ある程度のお金が入れば趣味の波乗りに行けたから幸せだった。
だけど心の奥底で充実していないなと言う焦りがあった。
夢を再び
これからの未来に挑戦できると言う興奮が優っていて、「不安」と言うものは一切なかった。
これが怖さを知らない「若さ」と言う「武器」なんだと今になって感じる事がある。
苦労とは思わない
お客様もそのまま引き継いだ為、
まず目標とした物は、早くこの仕事を自分の色に染める事だと考えた。
一人で「営業」「製造」「販売」「経理」「引き取り」「配達」と全てをこなしていたので、どうしても「営業」が疎かになってしまったので、
それから、大手企業様からの注文もよく頂く様になり、この仕事が自分の色に染まってきた事を実感した時だった。
「石の上にも三年」と言うことわざがある通り、開業してからと言うものは、「人の目」と言うものを突き刺さるように感じた。
そう、人って見ていないようで見てるんですよね。
三年くらい経つとご近所様からの口コミなどもあって、お仕事をいただけるようになっていた。
一人で業務をこなしていたために、忙しくなると友達が手伝いに来てくれたりしてむちゃくちゃ楽しかった。
事業拡大
大きなお得意先様が増えてき始めた頃、リーマンショックが訪れる。
ある日の事、お得意先様で重大なお話があると言う事で伺うと、「この先、発注できなくなり、私達もどうなるかわからない」と言う事だった。
私の出した答えは「辞めよう」だった。
「辞める」と言う事を関係者にお伝えすると、「何でや?!」と驚かれ、同業他社様の社長さんは、「仕事は人生や、ウチの軒下でやり直せ」とまで言ってくださったが、丁重にお断りさせて頂いた。
このお言葉は有難く涙が出るほどだった。
なぜなら、辞めると言ったものの、先の見通しもなく不安がいっぱいだったからだ。
業界から去ってしばらくして「リーマンショック」と名付けられた。
数年後、当時のお得意先様などに電話をすると、その後一年半くらい仕事が無く、職人を休ませたり解雇したりと大変だったそうな。
そこでやっと自分の判断は間違いではなかったと納得させる事ができた。
会社員
そう、私に足らないものが働きながら学べると言うのがありがたいと感じた。
当たり前の事なんだろうけど、その当たり前が出来ていないのだ。
それは「物事をきちんとする」と言う事。
これって出来ているようで出来ていないんだよね。
独立開業するなら
私は逆だったので非常にしんどい思いをしたけど、しんどかったからこそ身についたものがあると思う。
どちらが楽に物事をスムーズに行えるかと言うと、会社員から自営業と言う流れをお勧めします。