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作者とは何か?

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作者とは何か?

Self introduction

« qu'importe qui parle, quelqu'un a dit qu'importe qui parle. »

「誰がしゃべろうとそんなことはかまやしない、誰かが言った、誰がしゃべろうとかまやしないと。」――『サミュエル・ベケット 短編集』「短編と反古草紙」-「反古草紙」3(白水社・1972)

cf.ミシェル・フーコー

「あなたが発語する、ひとつひとつの文において、そしてまさしく、あなたが今まさに書きつつあるこの文、もうずいぶんと多くの頁をついやして、あなたが個人として関係していると感じていた質問に答えようと躍起となり、このテクストをあなたの名前で署名しようとしているまさにこの文、それらひとつひとつの文において、あの名前のない法、あの白い無関心が支配するのです、「誰が話すかは重要ではない、誰かが言ったのだ、誰が話すかは重要ではない、と」。」――「「エスプリ誌」 質問への回答」『ミシェル・フーコー思考集成 Ⅲ 1968-1970 歴史学・系譜学・考古学』(筑摩書房・1999)

「ある主旋律[テーマ]から私は出発したいと思っているのですが、それをはっきりと言葉にしたかたちを、私はベケットから借りることにします。《だれが話そうとかまわないではないか、だれかが話したのだ、だれが話そうとかまわないではないか》という文です。この無関心のなかに今日のエクリチュールの根本的な倫理的原則のひとつを認めねばならないと思います。」――「作者とは何か」『ミシェル・フーコー思考集成 Ⅲ』

「誰が語っているかはどうでもよいと或る人が言った、誰が語っているかはどうでもよい」――D・エリボン『ミシェル・フーコー伝』(新潮社・1991)

「多分わたし同様に、もはや顔をもたぬために書いている者はひとりやふたりではないのだ。わたしが何者であるかと問わないでほしい、わたしに同じままであれと要求しないでほしい。それは戸籍の道徳であり、それこそがわれわれの身分証明書を支配している。書くことでは、それから自由にさせてほしいものだ」――『知の考古学』