misui

misuiさんのプロフィール

うむ。

プロフィール最終更新日:

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misui-shi
ニックネーム
misui
一行紹介

うむ。

自己紹介

1984.11.20

 

最後に、あの美しい赤ヒメジの群れである。これこそまさに海の極楽鳥だ。

古代ローマ人は、この魚一匹につき、一万セステルキウスも払ったという。

彼らは、これを生きたまま食卓におき、朱色から死んで蒼くなっていくのを、

残忍な目でながめたとのことである

石垣を堅めるために、人柱と成つて、活きながら壁に塗られ、堤を築くの

に埋められ、五穀のみのりのために犠牲として、俎に載せられた、私たち

いろいろなお友だちは、高い山、大きな池、遠い谷にいくらもあります

白川の流の末、知恩院ちかきわたりに、一本橋とてかりそめに石を二枚計

りわたしたる橋を、祭の剣鉾をもちて夜半ばかり、夜わたりとてとほる事

あり

「生きることに疲れたりした女がその場所に近づくと、松の木ごとに、ひ

とかかへもある首のやうな形をした霊魂がぶらさがつてゐて、燐光を放ち

ながら、いつせいに呼びかけるといふ。もつとも二百年もまへの話だがね」

「その松林はいまでも残つてゐますかしら」

「もう残つてはゐないだろう。そのあたりにタンカー専用の岸壁ができて

ゐるらしい」

「そんなことになつて、怨霊の棲む場所はあるのでせうか」

とても尋常はいかん、と思って、もうただ、その一人行方の知れない、

稚ともだちばかり、矢も楯も堪らず逢いたくなって来たんですが、魔にと

られたと言うんですもの。高峰へかかる雲を見ては、蔦をたよりに縋りた

し、湖を渡る霧を見ては、落葉に乗っても、追いつきたい。巌穴の底も極

めたければ、滝の裏も覗きたし、何か前世因縁で、めぐり逢う事もあろ

うか、と奥山の庚申塚に一人立って、二十六夜の月の出を待った事さえあ

るんです。

この詩句の意味はこうだ。あらゆる貯蔵庫のうち最も奥まったところにあ

最後ワイン倉では、肉体のすべての線維に染み込むワインのお陰で、

魂は水晶と光線の結合、石炭と火の結合と同じような完璧な融合を実現さ

せた。またその融合は人間認識進歩させたにもかかわらず、自らが獲

ち得た超自然的な知恵のためにすべてを忘れ去ってしまった。

見棄てられていると思いこんでいるひとが本を読むと、かれがめくろうと

する頁にすでにペーパーナイフはいっていることにも、かれは心を傷つ

けられる。その頁さえがもはやかれを必要としていないのだ、と。

私のビリヤード台は、サンドウィッチ諸島を描いた本でいっぱいだ。壁一

面に、この題材に関するメモ鉛筆で書きつけた紙片が貼ってある。この

想像を絶するほど美しく、最高に風変わりで魅力的な民族の1つが住む土

地について学び、そのことばかり考えていた。

 

読書メーター

http://book.akahoshitakuya.com/u/10959

十夜録

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