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↑ この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』用のイラストとして、rightarmが作成を依頼したものです。イラストの使用権はrightarmに、著作権はみなみすばる様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。

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↑ この作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW1:無限のファンタジア』用のイラストとして、rightarmが作成を依頼したものです。イラスト使用権はrightarmに、著作権はみなみすばる様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。

Self introduction

ワイルドファイアの、ごく平凡な村に住んでいたが、突如として襲ってきた怪物に滅ぼされ、レーヴェ自身は逃げ延びたものの、家族行方不明だ。

そのとき誰も守れず救えなかったことを悔やみ、しばらくあてもなく放浪した。

エルフの孤児を拾ったのは何時頃だっただろう。

自分すら守れないかもしれない、だからその子を連れて旅することは無理だとは思わなかった。

何より雪原に倒れているのを放ってなどおけない。聞けば出生の記憶も無いらしい。

俺は、せめてこの子を大事にしていこう。そして強くなろう。そう思った。

「一緒に来るか? 俺がお前の兄ちゃんになってやる」

冒険者になる決意をし、そうして、何処かの旅団に身を寄せることにしたレーヴェは大陸に渡る。

護衛士になることも考えたが、賑やかで楽しそうな、様々な年齢が雑談したり闘技場に出たりしているところの方が良さそうに思えた。初心者も入りやすいところならなおいい。

クロノスと名付けたエルフの子は、やがて紋章術士を目指すようになる。


そんなとき、一人の吟遊詩人と出会う。

どこかのほほんとした雰囲気のヒトの吟遊詩人はエリシャといった。

話すうちに、彼も孤独なことがわかったが、柔和なだけではない何かを秘めているようだ。

エリシャも同じ旅団に行かないかと誘ったが、彼は勧誘を受けて別な旅団に決めたという。


レーヴェがここ、と決めた旅団は、結構大人数らしかった。えらく賑やかで、団長以下活発に話をしており、またその団長カリスマ性が高く人気者で、姿も器量も魅力的だったのだ。

漏れ聞こえた新入団紹介では、次の紹介が100人目になるという。

直感と、その記念すべき100人目を狙って入団届を出し、今に至る。

残念ながら100人目ではなかったが、そんなことは些事だ。

ドラゴンズゲートには真っ先に行った。早く強くなりたかったから。

面白いぐらいにアイテムが手に入った。

いつの間にかエルフの紋章術士クロノスも強くなり、レーヴェの後からも次々入団者が増えていき、歓迎されているうちに闘技場出場を経験したりリーダーを買って出たりと賑やかで楽しい毎日だ。

気の合う仲間、先輩後輩の隔ての無い団員達。友人や憧れる存在、そして気になる少女自分を慕ってくれる後輩達。


ちょっと会わないでいるうちに、エリシャはどんどん腕を上げていく。

次々新しいDGに挑戦しては色々アイテムをもらうレーヴェは、その戦いぶりにやや危ういものを感じていた。

寝起きの悪いエリシャ。

それはまぁいい。

だが、ひどくうなされて目覚めることが何度かあった。

何を抱えているのか気になりつつ、聞けないまま日々は過ぎていく。

そしてクロノスはレーヴェの手を離れて、子供ならではの好奇心と怖いものしらずなところを発揮して次々依頼を受けて冒険に出掛けていた。


そんなある日、団長からの頼まれ事をされ、役職を得た。

それまで毎日旅団に顔を出しており、とっくに感じていたことだが、レーヴェは居場所を手に入れたのだ、とひどく嬉しく暖かな気持ちになるのだった。

何より、団長の信頼が嬉しかったのだ。


依頼で旅団の友人とばったり会い、戦闘においてツートップになったことも最近嬉しかったことの一つだ。

少しずつ、強くなっている自分を実感し、重騎士としての戦いと役割を考える日々だ。


一人の冒険者としての戦い。役目。責任。義務。そして想い。

誰も傷付けないような強さとか、想い人を傷付けてしまった己の未熟な態度と言動とか。

悔やむことをしたら、受け止めて自分の中で消化して昇華させる。

そして前を見て歩き続けるのだ。


フォトライフには、友人に描いてもらったキャラ画像が置いてあります。