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■当ブログについて

早稲田文学編集はてな出張所」は、雑誌早稲田文学」およびフリーペーパー「WB」はじめ、早稲田文学に関する最新の情報をお届けするブログです。

ご注文やバックナンバーの閲覧は、本家サイト 早稲田文学編集室」にて行えます。

このブログは、2008年4月第十次「早稲田文学」復刊に際して開設しました。


早稲田文学 概略

早稲田文学」は、東京専門学校文学科(現早稲田大学文学部)の機関誌として1891(明治24)年に創刊された、日本でもっとも歴史の長い文芸雑誌です。

坪内逍遥による第一次「早稲田文学」は1898年までつづき、休刊を挟んで1905年には島村抱月の牽引によって第二次「早稲田文学」がはじまりました。以降、時代の変遷とともに休復刊を重ねつつ、内容や形式を変えながら、日本における文学の理解、普及を目標として刊次を重ねてきました。2008年4月に、第十次として復刊しました。 詳しくは、早稲田大学学術情報データベース内の「早稲田文学」をご覧ください。

早稲田文学」は こちら


■刊行物

◎本誌「早稲田文学

2005年5月の休刊から3年を経て、2008年4月に第十次として復刊。休刊前の批評路線から小説を前面に出すよう誌面を大幅にリニューアル。2008、2009年度は、年に2回刊行。

・「早稲田文学 0」

復刊準備号として、2007年5月に刊行。「早稲田文学」からは22年ぶりとなる芥川賞候補となる川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」をはじめ、青山真治青木淳悟鹿島田真希中原昌也など気鋭の若手による作品が多数収録。

【もくじ】

川上未映子「わたくし率 イン 歯ー、または世界

+short interview 聞き手:渡部直己

青木淳悟「日付の数だけ言葉が」

青山真治「遊水地の眺め」

鹿島田真希美しい人

仙田学「肉の恋」

萩田洋文「ユキチ・コード

向井豊昭「ドレミの外」

横田創「嘘で塗りかためられた人生

中原昌也執筆委任

○小特集

寺山修司「風」より五篇 家畜あそび

久松健一寺山修司 メビウスの帯のように」

○対談

斎藤美奈子×森達也「「二項対立ってどうなの?」宣言」

批評

スガ秀実吉本隆明黒田寛一――六〇年安保知識人界」


・「早稲田文学 1」

第十次復刊第1号、2008年4月刊。表紙を飾った川上未映子戦争花嫁」、蓮實重彦ロングインタビュー、第22回早稲田文学新人賞受賞作・間宮緑「牢獄詩人」、同新人賞選考委員・中原昌也への選考インタビュー、A・ロブ=グリエ追悼特集ほか、大ボリュームの一冊。

【もくじ】

Kishin×WB

篠山紀信short interview

川上未映子戦争花嫁

田中りえ「ちくわいいわけ

●第22回早稲田文学新人賞受賞作

「間宮緑牢獄詩人

新人賞選考インタビュー

中原昌也「誇りを持って引き籠れ!」

伊藤比呂美×星野智幸切腹快楽

萩田洋文「センチメンタル温泉

向井豊昭「青之扉漏」

翻訳開始

クロード・シモン 【訳・芳川泰久】「農耕詩(冒頭)」

○追悼 アラン・ロブ=グリエ特集

アラン・ロブ=グリエ 【訳・芳川泰久山崎敦】「生成装置の選択について」

アラン・ロブ=グリエ 【訳・平岡篤頼】「秘密の部屋」

芳川泰久「追悼のような、少し私的な解説」

蓮實重彦タキシードの男」

中森明夫新宿アラン・ロブ=グリエ

小林茂「ロブ=グリエの死の報道から」

平岡篤頼ロブ=グリエについて(再録)」

蓮實重彦批評の断念/断念としての批評

福嶋亮大快楽装置としての身体――バルト/ウエルベック

水谷真人「「当座のところ殺さない力」に関するいくつかの見解

大杉重男「「ロボット工学三原則」と日本国憲法――「日本人」の条件(1)」

島田雅彦「ぷふいの虚体」

いとうせいこう×若島正ロリータ×チェス=?」


早稲田文学フリーペーパー「WB」

2005年11月、本誌の休刊後にはじまった隔月間の文芸フリーペーパー。全国42都道府県海外4都市、約500箇所で配布。本誌が復刊した2008年も、季刊となり発行中。2009年4月現在、vol.16まで。

「WB」最新号(早稲田文学編集室公式サイト)

「WB」について(早稲田文学編集室公式サイト)

・入手方法

(1)街頭で-設置場所

▽「WB」は、各地の書店古書店カフェ予備校・各種公共施設交通機関などのご協力で配布しております。数は多くないので見つかりづらいかもしれませんが、通勤通学やお出かけのとき、ふと「文学」と出会ってもらうこと、それが私たちの願いです(配布場所については、下記をご参照下さい)。

「WB」設置場所はこちら→

(2)郵送で-定期購読のご案内

▽なかなか手に入らない/探す時間がないといった方々には、編集室からの直送でご講読いただくこともできます。

▽直送の場合、郵送料および発送実費として、1000円/6冊をご負担ください(次回発行の号から6号単位でのご講読となります)。

現在発行されている号およびバックナンバーは、事務手続き上、定期購読とのセットでのお申し込みのみとなります(別途差額送料実費をメールにてご案内いたします)。

▽直送を御希望のかたはこちらのフォームからお申し込みいただけます。

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単行本

平岡篤頼『記号の霙―井伏鱒二から小沼丹まで』

バルザックからクロード・シモンにいたる広範なフランス小説翻訳紹介し、自ら芥川賞候補ともなった平岡篤頼文芸評論集。安部公房武田泰淳小島信夫をはじめ、7人の作家を扱う。愛弟子堀江敏幸による感涙の解説30枚。


向井豊昭『怪道をゆく』

アイヌの文化・芸術モチーフに、カーナビの「ナビちゃん」とともに北海道街道ならぬ「怪道」をさ迷いつづける、抱腹絶倒の表題作ほか3篇を収録。蓮實重彦スガ秀実中原昌也らの激賞をうけた著者による、7年ぶり、満を持しての作品集。

2008年より、二種類の単行本シリーズの刊行を開始。ひとつには、「WASEDA bungaku Classic」として、過去に小誌に掲載された秀作で現在入手困難なもの、あるいは単行本に未収録の作品などを収めていく。平岡篤頼『記号の霙』を嚆矢に、本年度は後藤明生古井由吉両氏の作品を刊行の予定。あわせて、小誌新人賞受賞者の作品も、順次刊行予定。

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