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Vorstellung

狩「待って下さい、もう少しゆっくり歩いて下さい…!」

霧「あ、あぁ悪い」

どの家も夕飯が終わっている頃だろう時間に俺は霧野先輩に呼びだされ、先輩は俺の手を引いて何処かへ行こうとしている。

それも急いで。

狩「一体何処に行こうってゆうんですか」

霧「まぁ黙ってついて来い、もうすぐ着くから。」

何処へ行くかは教えてくれず、先輩は笑顔で答えた。

ザアァァァァァァ

霧「着いたぞ」

そこは街を見渡せるくらいの丘で、草木が風で靡(なび)いている、とても気持ちのいい場所だった。

霧「空を見てみろ狩屋」

狩「?」

そう言われて俺は空を見上げた。

狩「う、わぁ…」

霧「すごいだろ?」

見上げた夜空は、一面に星が輝いていた。

紺色の空に宝石を散らばしたような、とても綺麗な空だった。

霧「知ってるか?この時間、ここで夜空を見た恋人幸せになれるんだ」

狩「ふーん…、て、こっ恋人…!?////」

そう照れた俺に言う。

霧「あぁ、だから一緒に幸せになろう狩屋」

先輩は、真っ直ぐ俺を見つめてそう言った。

◇ ◇ ◇

狩「はぁ~~~~…。全く、なぁにが「一緒に幸せになろう」だ。幸せになんてなれないじゃないですか。」

俺は深い溜め息をつき、今日もあの日と同じ時間に同じ場所で夜空を寝転んで見ていた。

狩「あれから一年ー…、か……。早いなぁ……」

そう…あの日、先輩が俺の手を引いてこの丘へ連れてきてくれたあの日の帰り、霧野先輩は信号無視の車に轢(ひ)かれ死んだ…。

即死だった。

狩「無理やり連れてきた挙げ句、一緒に~なんて言ったくせに、死んじゃったんだもんなぁ……」

狩「霧野先輩の馬鹿…」

俺は体を起こし立ち上がる。

そのまま足を前に進め、柵を越え、夜の街を見渡す。

狩「俺…、やっぱり無理でした。先輩がいない世界で生きていくなんて無理です、無理なんですよ」

そう言いながら俺は、もう地面の無いところへ足を出した。


狩「今度こそ幸せになりましょうー…」

今いきますー…、霧野先輩……。



誤字ないといいなぁ…

文才ほしいです((


私のアド知ってる方、いつでもメールして下さい。

すごく嬉しいので。

今までありがとうございました。