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- 生涯一放射線科医
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CTがなかったアナログの放射線診断の時代、単純写真(胸部、腹部、骨)、胃透視、断層写真の読影、血管造影が放射線科医(私は画像診断専門であり放射線治療はしません)の仕事だった。
1975年日本で第1台目のCT装置が東京女子医大に導入された。CTとともに放射線科が発展し、デジタル画像診断が始まった。CR, MRI, US, DSA、IVR, MD-CT、PET, PET-CTと進化してきた。その真っ只中を放射線診断医として過ごしてきた。
平成の終わりに、私がこの道に足を踏み入れたときには想像さえもしなかった放射線科医が主人公のドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」がフジテレビの看板ドラマ枠月曜日9時に放映されるようになった。信じられないことである。
放射線科には新しいAI診断の風が吹いている。どんな時代になっていくのだろう。
放射線科医は、飛行場の管制官のようなもので病院内各科の診療技術、内容を画像診断を通してみることができる。また、病院全体の診療体制、さらには最新のIT技術にも通じているため病院長に選ばれることも多い。
これまで放射線科医として見たこと、教わったこと、感じたことを書いてみたい。
年寄りの偏見、あるいは「古いわ」と思われることもあると思います。世の中にはこんな風に考える人もいた/いるのだと、読んでいただければ幸いです。