プロフィール最終更新日:
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浦 正樹
自動車の設計者からキャリアをスタートした私は、製造業には嗅覚が働きます。その嗅覚を活かし、20年ほど前からは製品開発プロジェクトのマネジメントを軸足に活動してきました。今では、商品企画や新事業の立ち上げなどにも活動の幅が広げ、製造業にこだわることなくコンサルティングサービスを提供しています。私の武器は、実践の場で培ってきた計画力や概念化力です。
折に付け、私は、自分の体験やそこで得たノウハウを書籍にしてきました。きっかけは、2004年に翔泳社から発刊されたプロジェクトマネジメント専門情報誌「PM magazine」に連載したことでした。「教えたい」「伝えたい」という気持ちに押され、これまでに5冊を執筆しました。
今、私の頭の中は「概念化」に取りつかれているわけですが、こうなったのは2012年から翌年にかけて執筆した「実行に効く計画の技術(翔泳社)」が始まりでした。計画の秘訣を綴った本でしたが、この本が出版されて以降、私の周囲には概念化力の議論が巻き起こりました。ご存知のように、計画は概念化の最たるものだからです。ここ数年は、概念化力を極め世の中に広めることが私のライフワークとなっています。
概念化力は「習得しにくいスキル」のひとつと言われていますが、私はこの常識をなんとか覆したいと考えています。
この繰り返しが大切です。ところが概念化力を習得しようにも「概念化力」を理解するための気の利いた教材は、世の中にはほとんど見当たりません。最初から躓くわけです。
実は計画もそうでした。だからこそ私は「計画」を理解してもらうために「計画の技術」を執筆しました。概念化力を広めたいなら、同じように「概念化の技術」という本を執筆すべきところなのでしょう。ところが今や、情報発信の中心は書籍からネットに移ろうとしています。ネット上での情報発信は手軽でリアルタイム性も高いからです。書く側からしてみると、古くなった情報を新しい情報に書き換えられることも大きな利点です。
ブログでどの程度が伝わるのかは私も手探りの状態ですが、しばらくはここで情報発信しておこうと思っています。ぜひ、お付き合いいただければと思います。