人材育成専門家's Profile

研修講師として27年間活動してきた経験と、キャリアコンサルタントの立場から企業の人材育成に関するお悩みを解決いたします。

人材育成コンサルタント/研修会社社長。静岡県沼津市出身。高校卒業後、陸上自衛隊に入隊。パラシュート部隊を志願するも、適性検査後の配属先が経理担当の会計科勤務。在職中は法令順守、規律の遵守、組織の論理を徹底的に身につける。このことが、方針を浸透させること、目標を必ず達成すること、命令を徹底することなど研修講師として仕事をするうえで大きな財産となりました。

結婚を機に、型にとらわれない刺激的でもっとやりがいのある仕事をしたくなる。1992年に転職先に選んだのが当時メディアでよく取り上げられていた「地獄の訓練」を行っている研修会社。なんと社訓が「のびのびじたばたかたやぶり」。入社試験が13日の合宿訓練を卒業すること。短期間で人の考え方や行動を変える研修講師の仕事に人生を賭ける決意を固めた。限られた日数で、企業の要望に応えるため毎日全力で研修を行う。次第に企業からの講師指名が増え、ファンも増えてきたことを実感。全国を走りまわり、中小企業から上場企業まで様々な業種の研修を担当。しかし、社訓は理想で現実は違っていた。この場面ではこのように研修を展開したいと願っても、決められたプログラムでしか研修を行なえないことが多くなり、雇われ講師の限界を感じ2001年に独立創業。

独立すると営業・研修・経営を全て一人で行うことになり、結果として研修先の経営者と面談する機会が急増。すると、社内の人材育成に関して同じような不満を抱えていることが見えてきた。社員の各種スキルを向上させる研修会社はたくさんあるが、社員の心構え(マインド)を教育する内容の研修が少ないことを知ることができた。人はどうすればやる気になるのか、本気になるのかを研究したくなり、以前から興味のあった行動科学と交流分析の学会に参加し、大学教授や研究者と一緒に別の角度から人材育成を考えてみた。たどりついた結論は「気づき」だった。一方通行の押し付け型の教育ではなく、研修を受けている人が自分で「気づく」場面を提供する事が重要。研修プログラムにこの内容を組み込んで研修を担当すると研修の依頼が急増した。

経営者も技術者も行動する土台にあるのは各自の人間性・人間力。これが、人材育成を行う上での重要ポイントと考えた。他の研修会社とは違った視点から各企業の社員教育・人材育成のサポートを行うヒューマン・ラーニング㈱を設立。研修講師として活動して26年、今も第一線の研修現場で活躍中。