PerfilÚltima actualización:
- Hatena ID
- conchucame
- Description
-
森 功次 (もり のりひで)
- Self introduction
-
森 功次(もり のりひで)
東京大学大学院、人文社会系研究科 美学芸術学研究室を単位取得退学。博士(文学)。
2015年に「前期サルトルの芸術哲学――想像力・道徳・独自性」という題目で、東京大学の美学芸術学研究室に博士論文を提出しました。 →こちらで全文公開しております。
現在は「理想的観賞者説の改訂・展開による、複合文化的な美的経験論の構築」という研究課題に取り組んでいます。
他には、「想像力論」、「読書論」、「フィクション論」、「情動理論」「芸術と道徳の関係」、「徳美学」などに関心を持っています。
また、現代英語圏の美学を日本に紹介することも研究テーマのひとつとしています。その一環として、2013年にロバート・ステッカー『分析美学入門』(勁草書房)、2015年にケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」、ケンダル・ウォルトン「フィクションを怖がる」(『分析美学基本論文集』)、2017年にノエル・キャロル『批評について:芸術批評の哲学』(勁草書房)を翻訳しました。
他の興味としては、倫理学、スポーツ美学、環境美学、美の哲学など。
(東京大学、人文社会系研究科、美学芸術学研究室)※上記リンクからダウンロード可
共著
植村玄輝・八重樫徹・吉川孝 (編著) 富山豊・森功次(著)、新曜社、2017年
学術論文
- 「初期サルトルの芸術論における想像と現実」(『美学』235号、2009年) → ciniiリンク
- 「ケンダル・ウォルトンのフィクション論における情動の問題――Walton, Fiction, Emotion」(『美学芸術学研究』29号、2010年) → pdfリンク →解説エントリ
- 「作品の倫理性が芸術的価値にもたらす影響:不完全な倫理主義を目指して」(『批評理論と社会理論〈1〉』叢書アレテイア13号、御茶の水書房、2011年) →解説エントリ
- "The Image and the Real:A Consideration of Sartre’s Early Views on Art"(Aesthetics, No.16, 2012) →pdfリンク →解説エントリ
- 「サルトル『聖ジュネ』における不道徳作品の「善用」」(『美学』240号、2012年) → ciniiリンク
- "The Development of Sartrean Ethics After World War II: Moral Attitudes in Artistic Relation" (Diversities in Aesthetics eds. YeLang, GaoJianping, and PengFeng, 2013, pp300-308)
- "On Sartre’s ‘Proper Usage’ of Immoral Works in Saint Genet"(Aesthetics, No.18, 2014) →pdfリンク
- 「芸術は道徳に寄与するのか――中期サルトルにおける芸術論と道徳論との関係」(『サルトル読本』法政大学出版局、2015年)
- 「サルトルの「芸術作品とは非現実的存在である」という主張をどのように受け止めるべきか」(『画像と知覚の哲学』東信堂、2015年)
- "Direct Experience and Artistic Value: A Consequence of the Ideal Appreciator Theory" in Sebastian Stankiewicz (ed.) Transacting Aesthetics, 2015. → リンク
- "Sull’uso corretto delle opere immorali. Sartre su Genet" Ágalma32, 2016: 64-74. → リンク
- "Aesthetic experience of bad art: From the point of view of the evaluative approach to aesthetic experience." in Proceedings of ICA 2016, 2016. → リンク
- 「芸術的価値とは何か、そしてそれは必要なのか」(『現代思想』2017年12月臨時増刊号 総特集=分析哲学)
- 「現象学の境目問題について美学の観点から答える」 『フッサール研究』第16号、2019年
- 「ほんとうに台所からワインを語るために――飯田隆『新哲学対話』第1章「アガトン」から考える」『邂逅、岡山大学哲学倫理学会年報』第33号、2019年
- 「サルトル」「美の哲学」納富信留・檜垣立哉・柏端達也編『よくわかる思想・哲学』ミネルヴァ書房、2019年
「初期サルトルにおける文学の位置づけ――存在論から道徳論へ――」(論文集あり)
「初期サルトルの芸術論における現実と想像との関わり」
- 2009年4月 12ème Séminaire de Philosophie Française
“L'imaginaire de l'expérience esthétique chez le premier Sartre”
ワークショップ「『cahier pour une morale』を読む」
ワークショップ 「フィクションの哲学」(慶応大学三田キャンパス)
「ごっこ遊びとフィクション『作品』との間:清塚邦彦とケンダル・ウォルトン」
“Moral attitudes in Sartrean art theory after the World War II”
- 2010年8月 The 18th International Congress of Aesthetics 2010. (Peking University)
“The Development of Sartrean Ethics after World War II: Moral attitudes in Artistic Relation”
ワークショップ 「サルトルのイマージュをめぐって:その射程と批判的考察」パネリスト発表
「初期サルトルにおけるイメージと情動――フィクションの情動、情動のフィクション」
- 2011年7月 哲学若手研究者フォーラム(国立オリンピック記念青少年総合センター)
「芸術作品の評価における道徳的反応の役割:作品の不道徳性とは何か」
1日目「われわれは芸術作品の価値をどのように査定すべきなのか?──不道徳作品を中心に」
2日目「ケンダル・ウォルトンのフィクション理論における情動の問題」
“What is "fictional fear"?: Sartre's theory of emotion in appreciating of fictional works.”
- 2013年7月 The 19th International Congress of Aesthetics 2013. (Poland, Krakaw)
“Direct Experience and Artistic Value: A Consequence of Ideal Appreciator Theory”
「美的経験と価値判断との間にある謎:来るべき共同研究に向けて」→資料
- 2013年12月 第25回日本ポピュラー音楽学会年次大会(関西学院大学)
「ポピュラー音楽の美学と存在論(2):今井論文をめぐるオープン・ディスカッション」討論者
「ポピュラー音楽におけるHigher Level Ontology:リマスタリング、カヴァー、リミックス」→解説エントリ&資料
「サルトル『文学とは何か』(1947)における関係性の美学――芸術における参加、関係性、アンガージュマン」
「「芸術作品は非現実的なものである」というテーゼについて:初期サルトルにおける芸術作品の存在論的身分と美的経験論」
gnck「画像の問題系 演算性の美学」合評会」→解説エントリ&資料
「〈芸術作品とは非現実的存在である〉という主張をどのように解釈すべきか:初期 サルトルにおける芸術作品の存在論的身分と美的経験論」
岡沢亮修士論文「人々の実践としての芸術/非芸術の区別:法・倫理・批評領域に焦点を当てて」合評会
第二部「サルトルの哲学」登壇
「芸術作品のカテゴリーと作者性――2015年VOCA展の出品拒否事件を題材に」
「Acquaintance Principleと美的証言:美学と認識論の結節点」→資料
- 2016年7月 The 20th International Congress of Aesthetics 2013. (Korea, Seoul National University)
“Aesthetic experience of bad art: From the point of view of the evaluative approach to aesthetic experience.”
ワークショップ「戸田山和久『恐怖の哲学』書評会:情動の哲学理論からアプローチするフィクション論と意識の哲学」
「ホラー観賞においてわれわれは本当に恐怖を楽しんでいるのだろうか」→資料
「前期サルトルの芸術哲学――想像力・独自性・道徳」(博論合評会)
- 2017年8月 国際ワークショップ「Art and Mind」(東京大学本郷キャンパス、Aaron Meskin教授を迎えて)
"Aesthteic Forecast, Some Problems of Hypothesizing Other's Judgment"
翻訳
ジョン・マラーキー「『映画とはベルクソン的である』というドゥルーズの指摘は正しかったのか?」(英語)
ドミニック・チノ「時のプリズムの中で――若林砂絵子」(フランス語)
- 『スクリブナー思想史大辞典』(原著はNew Dictionary of the History of Ideas), "Beauty and Ugliness" "Imagination"の項目を担当
- ロバート・ステッカー『分析美学入門』、勁草書房、2013。原著は、Robert Stecker, Aesthetics and the Philosophy of Art: introduction, 2nd edition, 2010.
- ケンダル・ウォルトン「芸術のカテゴリー」→こちらで発売中
- ケンダル・ウォルトン「フィクションを怖がる」西村清和編『分析美学基本論文集』勁草書房、2015.→解説
- ノエル・キャロル『批評について: 芸術批評の哲学』勁草書房、2017.
E-mail address #1 |
---|